新著「正統派リーダーの教科書」が発売されました
江口克彦の新著「正統派リーダーの教科書」(東洋経済新報社)が
発売されました。全国書店、インターネットなどで是非お求めください。
■内容紹介
「経営は、数字の分析や、理論などではない」─―。これは松下幸之助さんから学んだことです。経営とは「理3、情7」が基本の基本です。理屈で経営が成功する、数字の分析で会社が発展するということならば、学者、評論家が経営者になればいいのです。
実際、松下さんが「松下電器が成功した9つの要因」を挙げています。9つの要因とは、1自分が凡人であったこと、2人材に恵まれたこと、3方針を明確に提示したこと、4理想を掲げたこと、5時代に合った事業であったこと、6派閥をつくらなかったこと、7ガラス張りの経営をしたこと、8全員経営をしたこと、9公の仕事であると訴えたことです。成功の9つの要因のなかに、数字や理論に関する事項はありません。経営分析もなければ、有名な経営理論から活用したようなものもありません。
会社とは「人間の集合体」。経営とは、集まった人間の「相乗行動」によって1つの目的に向かって進み、その目標を達成することなのです。経営は、したがって、いかに「人間の集合体」を治めるか、活かすか、やる気を出させるかに要諦があるのです。実際のところ、松下さんが語った9つの成功要因を、ひと言で表せば、「私が経営において成功したのは、社員を励まし、社員に誇りを持たせ、社員に感謝し、社員に感動を与えたからです」ということでしょう。(本書「一流の経営者は「経営理論」を振りかざさない」より要約抜粋)
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